- 2009.12.24
次世代モビリティ・エリアマネジメント研究会に参加。
― 今回は第1回の分科会で、早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科大聖教授から「自動車の電動化に関する展望と課題」と題して各社で取り組まれているEVの現状・スペック、早稲田で取り組んでいる軽量材料開発などを概観した講演、同きり川助教から「地域の特性・特徴の可視化とそれを活かしたモビリティ・エネルギーのマネジメントシステムの構築」と題して地域における移動手段としての自動車の問題課題、リサイクル部品の活用・バイオ系燃料の使用による社会システムのデッサン等の講演がありました。参加企業からは、PLAMO?の先端成形圧縮工法による樹脂製部品の製造、群馬合金?のアルミダイカスト成型による部品の製造の紹介があり、大学に対して、これら部品の新たな応用例、EVの出現による適用の可能性などの質問が出されました。
- 2009.12.15
日本MOT振興協会第一回トピックスセミナーに参加。
― 今回は、「世界初の電気自動車の実用化」について三菱自動車の大道執行役員、「経営者・企業経営のための知的財産戦略」について東京理科大石田教授の講演でした。前者は三菱自動車での長い間の取組みが漸く実を結んだ経緯、決して普及のための敷居が低くない国内の宣伝活動、電気自動車が有効に使われていくために移動手段だけではない社会システムの姿の模索などの話でした。東大の村沢教授の考えに近い発想での電気自動車が組み込まれた社会システムの姿を模索しているようでした。後者についてはどうしても社内知財部門だけに止まってしまう知財問題を経営のトップに橋渡しをし全社で経営戦略に高めていくべき問題提起の話でした。
- 2009.12.9
TSUNAMIビジネスプラン発表会に参加。
― 今回の発表は、インターネット回線で映像伝送を行うキャムキャスト・コミュニケーションズ?、大阪府立大学発の技術で携帯電話の着メロ機能をネットショッピング等のパスワードに使用する有限会社アルゴリズミカ、インターネット広告の効果を分析・表示するソフトの?HARMONY、電動バイクの開発、販売を行うイーモービル?の4社からプレゼンがありました。特にイーモービル?は、家庭用100Vで8時間充電、60V仕様で登坂能力・60KM/Hを実現しているものでした。電動バイクは中国が先行していますが、中国工場での生産とはいえ我が国向けに性能と品質管理の向上を図っており、まず新聞販売店、宅配食材などの市場開拓を行っているとのことでした。電気自動車に先駆けて注目すべき動きが出てくる可能性の高いビジネスモデルであると思いました。
- 2009.11.27
MCPCモバイルソリューションフェア2009に参加。
― 携帯電話・PDAなどの利用面でのシステム・ソフトの展示会で、携帯電話を業務処理や環境・安全関連の端末機として使うことが当たり前になり、オフィスから離れた端末機での業務処理とオフィスとの連携を図るシステムの展示が多いように思われました。その中でJETRO時代にシリコンヴァレーとの交流を手伝った福岡・飯塚市の?ハウインターナショナルが地元の拠点などの情報を携帯で紹介するシステム、兼松コミュニケーションズ?のカーボンオフセットを付与して携帯機器の回収のインセンティブを高めようとする動きに興味を持ちました。
- 2009.11.27
第6回iTiD開発力セミナー(開発力向上による風土改革)に参加。
― ?電通国際情報サービスと米国コンサル企業ITIとの合弁である?iTiDのセミナーで、MITで開発された手法に基づき設計段階の前で、製品要素・技術要素・開発要素を全て洗い出して開発手順の段取りをシステマティックにつけていく方法について、導入会社の事例発表を含めての説明でした。多くの企業から参加しており、関心の高さを感じさせる一方で、やはり我が国オリジンではこのような戦略的な感じのアプローチがまだまだ出てこないのかと考える場でした
- 2009.11.26
東大産学連携本部起業・大学発ベンチャーセミナーに参加。
― 久しぶりの参加ですが、あずさ監査法人からIPOにおける留意点、内部統制・J-SOXへの対応についての説明がありました。また、三井物産のVCである?エム・ヴィー・シーのプリンシパルからM&AをExitとするときの問題点について、投資側、仲介側、売却側の立場からの指摘がありました。同社が医薬技術を有する米国ベンチャー企業をドイツ企業に売却した際の経験から、大学発の技術ベンチャーのCEO・CTOがExitを求める際に陥る問題と、買収側に魅力ある企業であることを示す秘訣を解説する実践的な講演でした。多少、小生の経験から異なる点もありますが、M&AをExitとして探求する際に不可欠なポイントは指摘されていたと思いました。
- 2009.11.20
次世代モビリティ・エリアマネジメント研究会に参加。
― 7月に“環境分野における産学官連携拠点の形成を目指して”との副題で、早稲田本庄の環境総合研究センターと(財)本庄国際リサーチパーク研究推進機構の共催で、EV等の自動車の今後の姿、移動手段の新しい姿等を探索していこうとするフォーラムが開催されましたが、今回はこれを受けての研究会の発足の集まりで、地元埼玉県を始め栃木・群馬から企業20社、賛助団体13団体参加することとなりました。タスク・ヨダとしてもエリアマネジメント分科会に参加し、新しいコミュニティの姿を考えた移動手段のイメージ作りに参画できればと考えております。
- 2009.11.19
組込み総合技術展2009(Embedded Technology 2009)に参加。
― 横浜での展示会で現下の経済状態に関わらず予想外の人出でした。携帯のみならず多くの端末機器のオープンソースとなるAndroid対応を歌う企業が目に付きましたが、企業の中ではドイツのdSpace社の電気自動車向けの組込みソフト及びその評価技術用ソフトなどの展示に最も関心を持ちました。組込みソフト開発のプラットフォームとして日立情報通信エンジニアリング社のDesignBenchにも興味を持ちましたが、このようなプラットフォームをオープンソースソフトウェアとして開発提供して行こうとするTOPPERSプロジェクトにも興味を持ちました。名古屋大学の高田教授がリーダーとしてITRONをベースに幅広い活用を目指すNPOです。特に組込みソフトの開発の高度化と生産性の向上に繋げるためにこのような業界横断的な活動が更に活発になることが不可欠であると考えます。
- 2009.10.30
つくばの日〜Akihabara Loves Technology〜に参加。
― 3D-GAN主催の研究会ですが、秋葉原で、3次元形状データを、製造業におけるCAD等とメディアコンテンツ作製の垣根を越えて活用するために、日本発のプラットフォーム作りを含めて交流しようとする団体(3 Dimensional Geometry Application Network)で、?ツクルスが事務局をしています。つくば発ベンチャーの発表会で、ウェブカメラを使って非接触でPCなどの操作を行おうとする?ネクステッジテクノロジー、ユルキャラロボット製作・小学校でのロボット製作教育などに取り組んでいる?ジェイエス・ロボティクス、卓上のフィギュアの操作によるモーションキャプチャシステムを開発するソフトイーサ?のプレゼンを聞きました。ベンチャー等の実際の開発者が集まってきているだけあり非常に活発で問題解決指向の会議でした。なお、ソフトイーサ社は2月につくばを訪問した際に超高速のVPN (仮想プライベートネットワーク)の企業として話を聞いており、蓄積技術の活用として今回の新製品の開発を紹介していました。
- 2009.10.29
FPD(Flat Panel Display)International 2009に参加。
― まだまだ液晶TVの人気は続いているようで多くの参加者で賑わっていましたが、台湾・韓国勢が液晶パネルの完成品を展示し、日本企業が液晶パネルを構成する部材・部品を展示するというような役割分担が見える展示会でした。最終製品としてはサムソンのAMOLEDパネルがダントツの美しさでした。部材側ではTFT基板の発光点不良を検査する機器・ソフトを製造する?日本マイクロ二クス、映像情報処理・三次元画像処理などの機器ソフトを製造するアストロデザイン?に興味を持ちました。このような高精度の検査・測定技術がまだまだ日本の製造業を支えていることを感じました。
- 2009.10.28
第41回東京モーターショーに参加。
― 昨年の2分の1程度の規模で主に国内メーカーの出展でしたが、来場者は平日にもかかわらず多くて活気は感じられました。EVやHVなど新しいコンセプト車に人は集まっていましたが、伝統的な自動車ショーが続くのか新コンセプト車が中心のショーに変身していくのかまだ判断は早計のようです。EVのパーツも展示されており、部品数が圧倒的に減少すると言われていることが確かであることを実感しました。中では韓国のCT&TのEVが展示されていることに感心しました。まだまだ韓国のベンチャーですが国際展開を戦略としてビジネス展開をしていることを伺えるものでした。
- 2009.10.27
QNXジャパンテクノロジーイノベーションコンファレンスに参加。
― 本年7月開催のAT(Automotive Technology) International 2009にて名刺交換した縁で今回のコンファレンスの案内を貰い参加しました。カナダの組込みソフトの会社で主にインパネの表示やナビゲーターの表示に関する組込みソフトを展示していました。欧米の自動車メーカーをはじめ医療機器等の各国でパートナーを有しており、OS/ミドルウェア/プラットフォームの提供を行っているとのことでした。我が国中堅組込みソフト企業にとっての戦略として、このような国際展開を行っているプラットフォーム提供の企業とアライアンスを組むことの重要性を改めて感じる場となりました。
- 2009.10.23
日本開発工学会サーヴィス・イノヴェーション研究会に参加。
― 第三回の研究会で、沖電気カスタマアドテックの阿部さんから、クラウドコンピューティング・Autonomic Computingのような新しい技術革新の下で、主にATM等の機器保守メンテナンスサービスを行ってきた同社がどのように新しいサービス内容の高度化・付加価値化を高めようとしているかのお話を聞きました。厳しい環境ではあるものの、保守からネットワーク・システム構築の提案・ソリューションの提案へ向けて模索している様子を伺いました。
- 2009.10.20
JEITA組込みソフト・ワークショップ2009に参加。
― JEITAが巨大化する組込みソフトの効率的でスピードある開発の実現のための問題点とその解決方策を探ろうとするワークショップです。EVの登場により益々組込みソフトの開発体制は重要性を増してきています。最初に標語県立大学立本准教授から、「組込みソフトは自動車も含め全機器産業に及んでいるが、従来は、熟練度・スキルの向上に焦点が当たり、ツールの開発・モデル開発・標準化などの視点が全く抜け落ちている。これは産業政策・学会でもそうである。ECはツール開発・プラットフォーム開発に公的資金を投入し世界標準化も視野に入れている。国際競争力の維持のためには深刻な問題である。」との基調講演がありました。会員企業3社からは、グループ内における国産ツールあるいは海外のツールを使った開発体制の整備と社内の新人からの教育の紹介がありました。
- 2009.10.14
TSUNAMIビジネスプラン発表会に参加。
― NPOベンチャー支援機構TSUNAMIの主催で、5社から話を聞きました。インパクトの大きい技術としては、半導体製造過程でのミクロン以下のゴミを、高圧蒸気を利用して除去する技術と装置を開発しているアクアサイエンス?の話が興味深く、同社の技術は、太陽電池のセル、プリント基板、MEMS等の応用も可能であるので、今後の展開に大いに可能性を感じました。化学溶媒を使わず処理ができるため環境への対応などからも評価されうるものと思われました。
- 2009.9.29
協創マッチングフォーラム・シンポジウムに参加。
― ?ケーエスピー主催で、複数の地域起業支援機関がベンチャー企業等と大手企業とのマッチングの場を提供しようとするものでした。同時に「電気自動車が創るニュービジネス」というシンポジウムも開催されました。東大の村沢 義久特任教授から基調講演があり、民主党政権でのCO2削減は輸送部門では実質上ガソリン車をEV/ハイブリッド車に切り替えてしまうものであり、自動車産業に構造変化が生じるとともに、米国・韓国でEV開発の起業と国際展開の動きが始まっており、我が国においても新しいプレーヤーが生まれるとの期待が示されました。その後、日産、いすゞ、パーク24、東京アールアンドディーの4社からなるパネルディスカッションがありました。バッテリーの効率化が最大の課題であるとともに、適切な標準の設定によるスムースな普及の重要性が指摘されました。非常にホットな話題であり、各方面からの参加者で会場は一杯でした。
- 2009.9.18
MCPC第15回イノベーション・チャレンジに参加。
― モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(Mobile Computing Promoting Consortium)主催のメンバーによる新技術の発表会でした。ウィルコムはWiMaxに向けて展開しているXGP(eXtended Global Platform)を説明していました。マイクロセルのアダプティブアレイアンテナで自律分散制御を使い上り下りで同スピードのブロードバンドサービスを提供しようというものです。ベンチャー企業からのプレゼンでは、携帯であれ音響機器であれ、ハード機器での高質の音質を求めるのでなく、音質を自由自在にソフトでコントロールするという?アーニス・サウンド・テクノロジーズの話が面白く感じました。大阪大学発の技術ですが世界に挑戦しうるソフトウェアであろうと思いました。
- 2009.9.9
PLMコングレス2009に参加。
― 製造業の根幹を成すシステムについて、PLM(製品ライフサイクル管理)の目で見ようとするセミナーでしたが、購買から物流、設計から生産工程管理、国内から海外拠点、という3次元で情報を管理し、製造業の競争力の向上に繋げていこうとする講演が主でした。NECが自社の過去の苦い経験から3次元の情報管理の中心に部品表(BOM)を置いて製造面のみならず原価管理面でもグループ一元的に、情報の流れを3次元の何れの方向にも切れ目無く管理していく自社システムとソリューションを説明していました。このような製造業のプラットフォームとなるシステムの開発は、まだ日本の製造業には国内に現場というものがあるところから、経験に裏付けられた開発というアドバンテージが有るのだろうと感じました。
- 2009.9.8
JST京都大学新技術説明会に参加。
― 独立行政法人化に伴う大学からの産業界へ連携の呼びかけの一つとして各大学が大学発の特許出願を説明し共同研究先を募集する集まりです。京都大学からは低炭素社会の実現に向けてというタイトルのもと化学合成技術、木材活用などの技術を紹介していましたが、その中で、芳香環がベンゼン一つという固体発光する有機蛍光材料の合成、木質を高温高圧で金属化させメラミンと反応させた窒素・炭素合成物を燃料電池の白金電極の代替として利用する技術が、関心を引きました。
- 2009.9.3
セキュリティ・ソリューション2009に参加。
― 昨年よりも規模は相当小さくなり参加者も少なかったですが、、内容も企業からの情報流出対策システムが殆どの印象を受けました。クラウドコンピュータになった際に、このようなセキュリティ対策が、個々の企業で個別に対策ソフトを導入するのか、クラウドのサーヴィスとパッケージになるのか、どういう仕組みになるのか関心が有りましたが、そのような観点からの製品紹介は見あたらないように見受けました。台湾企業から対策ソフトの説明を聞きましたが、台湾企業独自開発のソフトであるとのことで、競争の厳しさを改めて感じました。
- 2009.7.30
マイクロマシン/MEMS展(Exhibition Micromachine/MEMS)に参加。
― 昨年よりもやや規模は小さく参加者も少ない印象を受けました。微細加工、微小電子部品、実装・パッケージ、分析・解析の機器ソフトなど製造業の心臓部を形成する技術・製品に関する展示でしたが、NEC SCHOTT コンポーネンツ社のMEMS用の極細貫通電極付ガラス基板が既存のセラミックパッケージに代わるものとして印象的でした。ドイツと我が国で独自に進めてきた技術をジョイントベンチャーで国際展開しようとするもので、多様な応用の可能性のある技術で、グローバル化への取組みとしても興味深いものでした。
- 2009.7.28
ものづくりとITセミナーに参加。
― 日経の主催で、日経ものづくりと日経コンピューターの両編集長の対談にのみ参加しました。両者から、今後の製造業のグローバル化の中で、製造業のITインフラとそれを支えるソフトウェアをどのように整備していくべきかの議論を期待しましたが、製造現場における改善とそれを支える社内IT部門の役割に議論は終始しました。社内におけるIT部門が中途半端な役割しか与えられていないために、改善活動との調和も難しいとのことで、グローバル化の中でのIT部門の役割も一層中途半端であろうと想像できる内容でした。
- 2009.7.21
次世代モビリティ・エリアマネジメントフォーラムに参加。
次世代モビリティ・エリアマネジメントフォーラムに参加。
― “環境分野における産学官連携拠点の形成を目指して”との副題で、早稲田本庄の環境総合研究センターと(財)本庄国際リサーチパーク研究推進機構の共催で、移動手段として重要な自動車の今後の姿、移動手段の新しい姿等を、大学の知恵と中小企業等のニーズを活用して、探索していこうとする研究会の立ち上げのフォーラムでした。大学側として、軽量化・安全研究会、次世代パワーシステム研究会、車内アメニティー環境研究会、次世代モビリティデザイン研究会、エリアマネジメント研究会を設け中小企業の参加を得て、新しい自動車の要素技術、環境・人間と調和した移動手段としての自動車の使われ方などを模索しようとする構想でした。企業側には、戦後最大の自動車ニーズの落込みの中電動自動車などの新しいコンセプトが走り出していることにどのように対応していくべきか、大学と考えたいとの希望が表明されていました。具体的な成果に向けて、産学の連携が上手くはたらいていくことを期待したいと思います。
- 2009.7.17
蔵前ヴェンチャー相談室「KVSセミナー」に参加。
― (社)蔵前工業会と東工大が共催するKVSセミナーで、内田・鮫島法律事務所鮫島氏の「ヴェンチャー企業における知財戦略の効用とセオリ」と題する講演を聞きました。特許庁の地域中小企業知的財産戦略支援事業に係わる中で、ヴェンチャー企業等の知財戦略として、キーパテントを有していない限りその製品の製造企業群の中に入れず後続組みの新規参入も排除できないこと、最初に狙う市場としてはヴェンチャー企業等が有する得意技術と大企業が関心を示しそうもないニッチマーケット(10億以下の規模)を組み合わせて製品開発を行うことが効率的であることが、重要であることを見いだし、コンサル活動を行っているとの話でした。非常にシュアな見方ですが、投入資金がVCである場合に、VCのEXIT方針とは合わないであろうと思いました。この点は鮫島氏もVCの理解不足であるとのコメントでした。
- 2009.7.15
AT(Automotive Technology) International 2009に参加。
― 出展者数は少なかったですが、今後の自動車産業を考えるにあたって非常に参考になる展示会でした。電子部品、電池・電池材料、計測・解析・シュミレーションソフト、ナヴィゲーションシステム・ITS(Intelligent Transport Systems)、電気自動車・充電システム、設計ソフト、組込ソフトウェア評価解析ソフトなど、今までの自動車展示会とは異なる業種から出展され、まさにこれからの自動車産業の裾野を指し示すものでした。数種類の電気自動車や水素自動車が出展され、参加者の関心を惹いておりました。小生は、特に、組込ソフト等のソフトウェアテストの効率化を図りソフトウェアの生産性を上げるテスト・評価システムを出展するBTC Japan社に関心を持ちました。今後の我が国製造業の命運は組み込みソフトウェアなどの効率性と信頼性にかかっていると言って過言ではなく、同社のシステムのような生産性向上に繋がるソフトウェアの重要性は益々高まると思われます。残念ながらBTC社はドイツの会社ですが、日本法人の社長からは、自動車のアッセンブラー側のソフト開発能力の不足をサプライヤー側で補っているのが現状であるが、サプライヤー側のソフト開発能力も、若手のウェイトが高まってくるに連れて落ちてきており、早急に手当てをしなければならないとの話を聞くことができました。
- 2009.7.14
日本開発工学会サーヴィスイノヴェーション研究会に参加。
― 各先進国の経済のサーヴィス化の進展と同じく、我が国の経済のサーヴィス化も一段と進んでいいます。自動車等の輸出依存が進んだことの反省として内需振興の面からサーヴィス産業の高度化が指摘されています。製造業もサーヴィス部門が収益の柱となりつつ中で、どのように顧客と価値観を共有しながら、機器等の製造と機器等の使用に伴うサーヴィスの提供を統合的に捉えて事業を進めていくかを技術経営戦略の中心としようとする研究会です。研究会の副主査で?イー・ブランド21社長の小平氏からは「設備機器を製造する企業のビジネスモデル」のタイトルで過剰品質で高価格の機器の販売から、適正品質で合理的価格の機器をメンテナンス契約を併せて販売するビジネスモデルの日本での可能性についてプレゼンがありました。また、統計数理研究所の泉氏からは「サ.ーヴィス・サイエンスでイノヴェーションを」のタイトルで、生産工程管理や品質管理の解析に必要な統計手法を提案しつつコンサルを行う、いわば製造業関連ソフト産業の紹介がありました。適性性能の実現と、使用材料・廃棄物の適正管理やCO2管理の観点から本研究会を見ていくことも意義あるものと思いました。
- 2009.6.24
スユヤe-パブリシング研究会に参加。
― 久しぶりの研究会でした。今回はデータメディア?唐澤社長から、ウェブ、インターネット、電話回線を同時に活用して双方向の情報の遣り取りをするクロスメディア・マーケティング・ツールである、IRISAプラットフォームの話を聞き、同社でデモを経験しました。この技術は、フランスDATAMEDI社のIRISAというクロスメディア・コミュニケーション・システムで、コールセンターにおける顧客やイーラーニングにおける学生との、眼と耳を使う同時進行の遣り取りを可能にするものでした。手が届くようで遠かったPCに向かって会話しつつ眼で確かめていくことが実現されていることを実感しました
- 2009.6.12
09’画像センシング展(09‘Image Sensing Show)に参加。
― 外観検査・計測やリモートセンシング、ロボットビジョン、生体認証など応用分野で広がる画像処理関連の装置とソフトの専門展でした。主に国内企業の出展が殆どであると感じましたが、生産工程管理で使われるこの分野の日本企業の強さを感じる反面、海外進出・海外輸出などの点で英語資料の準備、海外企業とのネットワーク構築の問題点を感じました。スタートアップ企業や小規模規模で面白い技術を持っている企業を数社見かけましたが、国内市場での生産現場が縮小している中で、海外での展開を抜きにしては成長のチャンスはなく、しかしその力を国内事業を通して蓄えて行くことも困難である矛盾を感じました。
- 2009.6.2
Dassault Systems Japan Forum(2009 JCF)に参加。
― Dassault社のCAD、生産管理関連(PLM)、各種解析などのソフトの紹介及び日本企業の適用事例の紹介を行うセミナーでした。昨年に続いて2回目の参加ですが、日本の有数の大手製造企業の情報関連子会社が同社の代理店となり、また、非常に多数の人間が参加していることを改めて認識しました。日本の製造業は既にこのような欧米系のソフトウェアの上で製造活動を行っており、日本企業が得意であるとされる“摺り合わせ型”の製造でもこれらによって設計から生産まで行っていることは明らかであり、今後の我が国製造業の将来の可能性について冷静にこの事実を直視し、方策を立てていくべきであると思います。トヨタ自動車が、2000年から08年にかけて自社国産のTOGOというCADソフトを同社のソフトに切り替えたとのことでしたが、その理由はグローバル化によって欧米生産拠点の欧米エンジニアはTOGOソフトでは対応できないからであったとのことで、グローバル化における我が国の製造業の限界、また我が国IT産業の限界を象徴する話でした。
- 2009.5.25
第二期知財研知財塾成果報告会に参加。
― 知財の分野を大所高所の立場で担っていく次の世代を育てるとの趣旨の研究成果の発表会でした。特許請求の範囲と明細書における発明の開示について我が国の運用が出願人に厳しいのではないか、特許の活用のための方策はあるのかという昔からの課題について、雇用の流動化や大学の独立行政法人化における職務発明の考え方は今のままで良いのか、試験研究におけるバイオリサーチツールを巡る特許紛争や医薬の試験研究による特許期間延長問題への対応はどうあるべきか、特許権の安定確定の希求と無効訴訟の減少との関係から安定的な無効判断はどうあるべきか、という5つの報告を聞きました。間違えば特定のセクターからの利害から制度の在り方を議論しかねないテーマですが、報告としてはバランスの取れた内容と思いました。
- 2009.5.21
人とくるまのテクノロジー展に参加。
― 自動車技術会主催の専門展ですが、流石に成熟した自動車産業の関連技術だけあって、自動車の振動・燃費・排ガス測定などあらゆる計測技術とソフト、車体材料から電気自動車の本体、機械部品から電子部品まで、広範囲で総ての技術が揃っている展示会でした。自動車関連分野に新技術を売り込むにはこの展示会に出展することが必須であることを理解できました。
- 2009.5.15
ソフトウェア開発環境展・組込みシステム開発技術展・データストレージEXPOなどに参加。
― 非常に広範囲の総合展示会でしたが、予想を超える非常に多くの出展・参加者に驚きました。新しい技術・ビジネスチャンスにセンシティヴになっている反映であると思われます。従来からお付き合いをしています?ディジタル・コミュニケーションズ葉今回は新旧対照表自動作成ソフトを出展していました。組織内の効率的な文書作成・コンプライアンス上の的確な文書管理などに貢献できるものと思います。他にはオフショア開発を含めたプログラムの検証システムが多く見られました。興味を惹いたものとしては、?グリーンハウスの裸眼三次元可視液晶パネル、?ワンゴジュウゴのマーカーとウェブカメラによる三次元キャラクター表示ソフトがあります。前者は台湾製の技術、後者はリナックスのオープンソースだそうです。いずれも販促ツールとしての応用に面白いものができそうです。
- 2009.5.14
知的財産研究所・国際セミナー「欧州におけるソフトウェア・ビジネスメソッドの特許」に参加。
― (財)知的財産研究所が招聘したドイツの特許弁理士事務所のMr Horn、Mr Kleimannによるソフトウェア・ビジネスメソッドの特許性についての講演に参加しました。ソフトウェアやビジネスメソッド(日本でかってビジネスモデル特許と称せられたカテゴリー)に関する発明は、?装置・部品の機能・計測結果・作動状況のような物理的な特性に影響を与えるものか、?技術的効果を有するものか、?技術的課題の解決に繋がるものか、という基準で判断され、これらをクリアした場合には特許化されるとの結論でした。日本の特許庁の運用基準と同じ正統的な考え方に基づくものであることが確認できました。
- 2009.5.13
ワイヤレス・テクノロジー・パーク2009(Wireless Technology Park 2009)に参加。
― 無線通信技術の専門展示会で、昨年に比べて人出、出展もやや少ない感じでした。LTE(Long Term Evolution)一色の内容のなかで、CoWareのソフトウェア開発等のためのVirtual Platformなどの展示が異色でした。我が国のソフトウェア開発の生産性向上のためにこのようなプラットフォーム的なソフトウェアの開発の重要性を感じました。
- 2009.4.16
国際フラットパネルディスプレイ展(International Flat Panel Display Expo) ・次世代照明技術展(Lighting Technology Expo)に参加。
― 非常な人出でしたが、特に今回第1回の次世代照明技術展では、LED光源の照明装置・器具の出展が圧倒的に多く、しかも中国・台湾などからの出展と参加者の多さに驚きました。今後の我が国の製造業の有るべき姿を暗示しているようで、日本オリジンの技術をアジア等の企業が商品化し、それを我が国で展示し海外から顧客を集める、この形が継続していけば製造業の今後も頼もしいと言う思いでした。
- 2009.4.14
WAA研究会に参加。
― 高崎経済大学・地域政策学部・黒川基裕准教授から、タイにおける自動車部品産業の発展、日系部品メーカー・現地部品メーカーの今後の飛躍のための課題など、フィールドワ
ークに基づいたお話を聞きました。足で稼いだ事例など興味深かったですが、特に
TUKTUKと言われる三輪車タクシーや二輪車のアクセサリーパーツなど自前で発展
をしている分野におけるタイ人の特色ある技術力・商品企画力・デザイン力など、将
来の発展のための起爆力のお話と、新しい交通システムのアイデアに感心しました。
- 2009.4.14
ナレッジマネジメントフォーラムに参加。
― 日経と日本ナレッジマネジメント学会の主催のフォーラムで、組織の中での情報・ノウハウ・スケジュールなどの共有を図るシステムの紹介等がありました。まず共有の対象となる組織の設計・グループを明確にし、共有すべき情報の対象を共通の認識として、グループ構成員が自らの課題として取り組んでいくことが前提となります。プレゼンテーションの中で、東洋エンジニアリング社の高橋氏による顧客からの要請に答え新規ビジネスを具体化するうえでの、技術・ノウハウの伝承と共有のシステム作り、その運用の紹介が極めて具体的で実戦的であり、非常に印象に残りました。
- 2009.4.8
TSUNAMIビジネスプラン発表会に参加。
― NPOベンチャー支援機構TSUNAMIの主催で、4社から話を聞きました。非常にインパクトの大きい技術としては筑波精工株式会社の静電チャック技術で、同社は、液晶生産過程における大型ガラスの把持、半導体製造過程における大量のウェハーの搬送などを安定的かつ効率的に行いうる静電チャック技術によるシステムと装置の開発を行っています。
- 2009.4.7
ディジタルものづくり2009に参加。
― 主催の日経新聞は、現在の製造にはITが必然的に伴うことから過去のネーミングが不十分であるとの反省に立ってディジタルを冠したとのことでした。「ものづくり」という言葉だけでは製造技術の両輪であるITの利用と課題が埋没してしまうので、他の識者もこの問題に気がつくべきです。内容としては、?ソニーのVAIOの新製品商品化の初期段階におけるITを駆使した全関係部署参加型の設計(全く擦り合わせ型の生産です。)、?NECの在庫積み上げ先行の製造生産システムの失敗から、部品表の活用、カンバン方式による部材調達、ロジスティックスの再構築などの生産システムの構築、?斉藤金型製作所の小人数従業員によるNC工作機械などを活用した金型製作、?ヤンマーのプログラム開発の効率化と内部IT人材育成、これらの成果の評価のシステム作り、の話を聞きました。
なかでもNECからは、過去の大きな失敗を明らかにして、ITを活用した部品の調達、生産期間の短縮、在庫削減、デリバリーの迅速化などによって失敗を乗り越えた実情を聞け、感銘しました。
- 2009.3.17
早稲田大学Technological Entrepreneurship Workshopに参加。
― 早稲田大学と、メリーランド大学、ノースイースタン大学等との共同のワークショップで、技術志向の学生ベンチャーを育成する各大学の実践プログラムを、カリキュラムや学生のビジネスモデルの発表などにより紹介しようとするものでした。英語によるプレゼンであるため日本の学生は苦労していましたが、こういう試みが蓄積されないと学生も企業もグローバル化していけないことを如実に感じさせるものでした。
- 2009.3.9
知的財産研究所・特別研究員研究成果報告会に参加。
― (財)知的財産研究所が特許庁の委託を受け2008年度の特別研究員5名の研究成果を発表するもので、4件が経済モデルを使った特許管理活動の企業行動の分析、1件が特許権の国際裁判管轄に関する分析でした。特に、外国特許権侵害訴訟における国際裁判の管轄の問題は、特許権独立と言う基本的な考え方と実務との接点を浮かび上がらせる問題であり、しかも、特許権が無効である事を争う際には各国の特許法における無効審判との関係が出てくる極めてクルーシャルな問題であるので、大いに関心を持ちました。
- 2009.3.6
Information On Demand Conference Japan2009に参加。
― IBMが主宰する最新の技術を背景とした製品・ソリューション紹介の会議でした。
世界を対象にAPSの製品を開発しているIBMが、我が国企業への導入に当たって、製品のモディファイや企業幹部への説明など、彼らが有している苦労が感じ取れる雰囲気でした。その中で非常に気になったのは、SCMのデファクト標準で、商品コードが欧米アジアで14桁に統一され、工場・事業所等のコード化も進められているとの紹介でした。
- 2009.2.27
つくばベンチャー大賞授賞式に参加。
― NPOつむぎつくばが主催する第4回の授与式に参加する機会がありました。つくば訪問は10年以上ぶりですが、地域の変貌に驚くとともに、この地域の数多い官民の研究機関、また、それら研究機関発のベンチャー企業などの求心力として、大賞授与活動が行われてきたことを感じました。本年は産総研発の?アプライド・ビジョン・システムズの3次元画像処理技術に対し、大賞が贈られました。
- 2009.2.25
水素・燃料電池展(Fuel Cell Expo2009)太陽電池展(Photovoltaic Power Expo2009)に参加。
― 環境問題・低CO2問題への対応を具体的に進める視点から、各国からの展示も
含めた非常にホットな展示会でした。新規材料、加工技術、計測技術、管理技術など
総合的な展示で、焦点を絞るのが困難なほど多様な分野から企業が集まっていまし
た。その中で日本の中堅・中小企業から海外に通用し、ニーズのありそうな技術とし
て、?西部技研のリチウムイオン電池製造工程などで必要な超低湿環境を実現する
技術、理研発ベンチャーでソーラーセル等の切断加工に使用できる小型レーザー発
信器などに関心を持ちました。
- 2009.2.24
慶応藤沢キャンパス・イノベーション&アントレプレナーシップ・プラットフォーム研究コンソーシアム(KIEP)フォーラムに参加。
― 第10回のフォーラムでした。学生発ベンチャー企業である?LoiLo,スパイバー?から、彼らの直面している特許・ノウハウの管理の問題が提起されました。国領二郎教授から、大学発ベンチャーの創成に繋げるための慶応大の知財インセンティヴの仕組みの紹介がありました。特に大学の所有となる特許等の発明者の範囲を明確にした上で、外部にライセンスする場合、発明者が起業する場合、に発明者にライセンス料やキャピタルゲインの40%が帰属する仕組みの紹介がありました。更に、マイクロソフト?CTO補佐からマイクロソフトの知財管理政策、外部とのアライアンスに当たっての知財の扱いなどの説明がありました。小さなベンチャー企業にとって出願料の負担が大きい特許だけでの権利確保でなく、重要なポイントをノウハウで押えることの重要性について意見の披瀝がありました。
- 2009.2.23
産業技術総合研究所ミニマルマニュファクチュアリングシンポジウムに参加。
― 大量生産・多エネルギー消費・大型装置生産方式から、小型装置活用・少エネルギー消費・少材料使用の生産方式への転換を図るため、半導体製造を例として進めてきた開発成果の発表を主としたシンポジウムでした。併せて、参加企業から、グリーンケミストリー12か条(United States Environmental Protection AgencyのPaul T. AnastasとUniversity of Massachusetts-BostonのJohn C. Warnerによって提唱。)と、マテリアルフローコスト会計の紹介がありました。環境対応・低CO2・省エネルギーを意識し21世紀の日本の製造業の在り方を模索し提言するともに、CSR,コンプライアンス、ガヴァナンスなど今の経営の在り方を示唆する内容でした。
- 2009.2.20
Printable Electronics 2009/nano tech 2009に参加。
― 微細加工、表面処理、ナノテクノロージー、新規材料等の展示会でした。応用分野の広い基盤技術分野の展示会で、シーズ側の技術提供者が潜在的ユーザーと遭遇しソリューションを見つけ出す場として意味の有る展示会であると感じました。そのなかで?ギンセンの超音波技術を使う溶解・分解・洗浄装置に興味を持ちました。既に多方面に使われていますが更に応用分野が考えられるポテンシャルの高い技術であると思いました。
- 2009.2.20
東工大横浜ベンチャープラザ・すずかけビジネスセミナーに参加。
― オリックス証券引受本部石垣氏・鈴木氏から、IPOに向けての具体的な手順・準備事項・内部体制整備・留意事項などのプレゼンがありました。現下の厳しい経済環境ですが、準備には3年を要することを考えると、ベンチャー企業は同時に、技術開発、製品開発、営業、資金調達、IPOに向けての準備と、多面的な活動をこなしてIPOに取り組まなければならないことが改めて認識させられるものでした。
- 2009.2.10
WAA研究会に参加。
― 米Cognizant Technology Solutions社の日本支社で医療分野の情報分析やアウトソース分野の業務を担当しているMr Gopal Lahotiからインドのアウトソーシング業界の現状について話を聞きました。インド出身のエンジニアであり、日本企業向けインドでのオフショア開発も担当しているとのことですが、グローバル化の動きの中でインドにおけるオフショア開発が益々重要な位置を占め、米・印・欧のネットワークで主要なIT開発が進められているとの自信に溢れた彼の話から、我が国の情報産業が占める場所が無くなりつつあるような予感がしました。
- 2009.2.10
ENEX2009“地球環境とエネルギーの調和”に参加。
― 第33回の省エネ展ですが、副題にあるように、課題は単にエネルギーの節約から、トータルでどのように生活パターンを変えるか、我々の行動のパラダイムシフトをどう進めるかに移ってきています。
個々の機器等のエネルギー効率の観点からの出展と展示が多くされていましたが、都市生活をどう変えていくのか、そういう視点での展示は少ない印象でした。こういう展示会では難しいのかもしれません。
- 2009.2.6
スユヤe-パブリシング研究会に参加。
― PAGE2009とジョイントで開催されたスユヤ伊藤さん主宰の研究会で、「2011地デジ先取り、デジタルコンテンツビジネスの近未来〜インターネットと放送の融合がもたらすもの〜」とのタイトルで?クイックサンの安達社長のプレゼン、「DITAで変わるドキュメント作り」とのタイトルでアンテナハウス?の小林さんのプレゼン、「クラウドコンピューティングの実用化〜AmazonEC2/S3に関する導入支援等のコンサル〜」とのタイトルで学びing?斉藤社長のプレゼンを聞きました。それぞれ時代・業界の変化をもたらす技術・製品の話で、2015年頃には全て日常化しているであろうと思いながら聞いていました。
- 2009.2.4
TSUNAMIベンチャーフェア2009に参加。
― 神奈川ベンチャー・サポート・ネットワークであるTSUNAMIのビジネスプラン発表会でした。初めての参加でしたが、5件の発表のうち4件は既に耳にしたことのある内容でした。韓国の企業でリチウムイオン電池などに使われるセパレータフィルターを製造するW-SCOPE Corpのプレゼンが意欲的でした。
- 2009.2.4
テクニカルショウヨコハマ2009に参加。
― 横浜市での工業見本市ですが、全国・海外からも出展があり、大学からも展示がありました。横浜Design Product Groupのコーナーに立ち寄り、有限会社TY企画の安田社長のパソコン操作を簡単に補助する“イッキー”の新製品の販売などを議論しました。
- 2009.1.30
インターネプコン・ジャパンNepcon World Japanに参加。
― エレクトロニクス部品、半導体パッケージング、レーザー加工などの企業が出展する大規模な展示会でした。近時の景気停滞と生産活動の急激な落ち込みにもかかわらず、想像を超える非常な人手で、これに驚きました。時間がなく、隅々までとても回りきれませんでしたが、フレキシブルプリント配線板(flexible printed circuits)の専業メーカーの山下マテリアル?の製品の話を聞きました。主に国内のアッセンブル用に生産しているとのことで、製品の高度な性能が国内での生産や国内向け出荷を可能としている様子でした。
- 2009.1.29
慶応藤沢キャンパス・イノベーション&アントレプレナーシップ・プラットフォーム研究コンソーシアム(KIEP)フォーラムに参加。
― 第9回のフォーラムでした。大学発の技術などを使った学生達のベンチャー企業の発表が4社ありました。iPhone 、Androidを始めシリコンヴァレーの有力IT企業のアプリケーションソフトの開発を果敢に行っている?パンカク、振動エネルギーを発電に使う振動電池を開発する?音力発電、街角でワンコインで誰でも簡単に検診できる検診ショップを展開しようとするケアプロ?、データマイニングにより個人向け情報の分析と提案を行うゼネリックソリューション?と、いずれもビジネスとしても面白い企業の発表でした。その後、安村教授の「インタラクションデザインの新しい源流と安村研の諸活動」のプレゼンがありました。人工物の使いにくさ/分かりにくさを明らかにし人工物をデザインし直すことを基本とし、直ぐにでも家庭生活で使えそうな製品を生み出す活動の紹介でした。
- 2009.1.27
情報通信ベンチャービジネスプラン発表会に参加。
― 情報通信研究機構が主催し、前半には日本の情報通信関連のベンチャービジネスの今後についてのパネルディスカッションと、スタートアップ5社のビジネスプランの発表がありました。パネルディスカッションでは、IPOが困難な我が国の現状においてM&Aを出口とする経済構造を作り上げていくことの重要性を議論していました。また、
ビジネスプランの中では、?情報基盤開発の製品であるAltPaperに興味を持ちました。東大発の画像認識の情報処理技術を基盤として、アンケート調査の用紙設計、入力処理、分析をAPSによりスピーディに安価に実行することが出来るというもので、一見は変哲もないPC入力から始まるサーヴィスですが、その裏にある技術の良さに感心しました。
- 2009.1.21
ベンチャーフェアJapan 2009に参加。
― 中小企業基盤機構が主催し、国内のベンチャー企業など200社が出展する展示会でした。常温常圧におけるプラズマ技術を使ったベンチャー企業が2社ありました。
そのうちの手術室における残留笑気ガスを分解するインパクトワールド?の技術に興味を持ちました。コンパクトな据え置き型の装置ですが、某国内大学病院での評価も実施中とのことで、早期の市場化が期待できそうな製品でした.